当院の紹介

当院の特徴

患者さんにやさしい「低侵襲」な心臓血管手術

心臓血管手術には様々な手法がありますが、医療の進歩により、低侵襲化が進んでいます。低侵襲とは、できるだけ小さな切開で行う手術のことです。

当院でも、MICS（ミックス）やTAVI（タビ）などの低侵襲治療を積極的に行っており、良好な手術成績が得られています。

当院では、MICSの中でも、胸を広げる際に開胸器を使わず、胸腔鏡を挿入して胸腔鏡が写したモニターを見ながら手術を行う「3D胸腔鏡下MICS」を施行しています。
3D胸腔鏡を用いることで、より傷が小さくなることに加え、胸を広げる際に開胸器を使用しないため術後の痛みも少なくなります。

TAVIは、重症大動脈弁狭窄症の根本治療の1つで、太ももの付け根などの血管から挿入されたカテーテルを通して、大動脈弁に人工弁を留置する治療法です。胸を切開せずに施行するため、従来の外科手術に比べて格段に体への負担が少なくすみます。これまで手術を諦めていたハイリスクの方への福音です。

治療方針は、循環器内科や関連部署との合同カンファレンスにて検討します。手術前の適応決定から治療方針、術後の治療方針に至るまで、ベストな選択をチームで考え抜き、予後を見据えた最良の治療を追求します。最終的な方針は、患者さんとご家族のご希望を伺いながら決定します。

病態によっては、カテーテル治療と外科手術を同時に行う場合もあり、チームプレーで患者さんにより良い医療を提供しています。

ご協力いただいている先生方　

当院は心臓血管外科手術を牽引する国内有数のスペシャリストをお呼びして手術を行うことがあります。

國原　孝（くにはらたかし）先生

東京慈恵会医科大学　心臓外科
主任教授

診断や手術適応の判断を行うためには、正確な検査が必要不可欠です。

当院では循環器専門病院に相応しい高い専門性をもったスタッフと最新の検査設備を保有し、質の高い検査を提供しています。